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「でもな…そうはいっても」

もったいねぇよなぁ
レノはあぁだこうだと唸っていた。
ナマエは何をそんなに悩んでいるのか…と不審がる。
すると、ナマエは何を思いついたのか、部屋から出ていこうとした。
慌ててレノは引き止める。

「お、おい!どこ行く気だ?」
「せっかくだし、ザックスとか皆に見せてくる」

なんつうサービス精神!?
…違う違う!
コイツは何も頭にねぇんだった

「だ、駄目だぞ、と!!」
「何で?」
「似合ってるから!!」

そこまで言うと、レノはハッと口を塞ぐ。
しかし、ナマエは更に疑問符を浮かべた。

「なら良いじゃん」

違ぇええぇえええ!!

レノは思わず後ろに仰け反った。
ナマエの思考は何処までも単純、確かにそうだが気づいてほしい。

「よく聞くんだぞ、と…そんなカッコで外歩いてみろ、ほっとかねぇぞ誰もお前のこと」


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