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｢今回の新入社員に、俺の知り合いがいてな｣
｢へぇーアンジールの知り合いっつうか孫なんじゃね…っていたたたた！ごめん！ごめんなさい!!｣
アンジールが真剣な表情でザックスに向き直る。
ザックスは軽い冗談を言ったつもりだったが、思った以上に強く腕を捻られた。
｢そいつは、今回ソルジャークラス２ndに配属されてな…仲良くしてやってくれ｣
｢ふぅん、よく分かんないけど任せとけ｣
｢明日のトレーニングから、一緒に行うからな｣
｢マジか｣
俺もとうとう先輩かと、ザックスは酒の入った顔で嬉しそうにする。
あまり調子に乗るなよ、とアンジールは苦笑して強めにザックスの肩を叩いた。
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｢う…ヤバ、悪乗りして飲み過ぎた｣
ザックスは口元を抑えてヨロヨロと自宅へ向かった。
あの後、何故か盛り上がったザックスとアンジールはそのまま３件回ったのだった。
もともと酒にあまり強くないザックスは今更になって後悔した。
｢死ぬー｣
ザックスの自宅は神羅社員が割り当てられる社宅。その中でもソルジャー専用の待遇の良いマンションに住んでいた。
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