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「えっ…じゃあ違う、のか」
「そう、それだけ」

大まかな説明を聞くと、ザックスはポカンとしてナマエを見た。
ナマエは疲れてソファに寄りかかる。

「最近セフィロスと居るって噂、流れてるぞ」
「噂って言ったって…よく会うだけだし」
「はぁ!?」
「クラス1stが少ない現状、俺は最近仕事が多いんだ」
「それに、昔から兄さん達を知っているのはセフィロスくらいなんだ…色々と話を聞かせてもらってる」

ザックスはハッとした。
やっぱり…ナマエには心の傷が、ないわけではないんだ
ジェネシスやアンジールを良く知るセフィロスに、神羅にいた頃の彼等の話をしてもらって
少しは楽になれたのだろうか
少なからず、今のナマエが笑うことが出来るのはセフィロスのおかげだろう。

「そっか…なんかごめん、いきなり変な事言って」
「仕方ないよ、ザックスだもん」
「その仕方ないは嬉しくない」

ザックスはナマエの頬をつねる。
不機嫌そうに眉をひそめたが、クスクスと笑い出す。

あ…笑った

ナマエの笑顔を久しぶりに見たザックスは、頬を綻ばせた。

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あきゅろす。
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