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ザックスはしばらく固まったが、頷いてすぐにホランダーへ照準をあわせる。
二人は同時に踏み出し、ザックスの行くてをナマエが切り開いてやった。
ザックスが無事に走り抜けたのを見送り、ナマエは双剣を構え直す。
「さて、久々だからお手柔らかに…なんて無理か」
ギィン!!
機械はザックスからナマエにターゲットを変更し、すぐさま攻撃を再開させた。
容赦ない弾丸の雨に、ナマエは素早く回避を繰り返してその背後をとる。
機械を破壊するには手っ取り早くコアを破壊することにあるが、ナマエは機械にあまり詳しくはないので兎に角斬ることに専念する。生身でないため、それなりの技術と力が必要となるのだ。
ガキィン!!
鉄臭さが辺りに充満する中で、急所にダメージを与えられた機械は機能を失い崩れ落ちる。
時には勢いあまって機械の頭部を吹き飛ばしたりすることも。
「あービリビリする」
ナマエは地面を這うように進む小型機械を薙払いながら、彼等の放つ電磁波を軽く体に感じて眉をしかめる。思い切り剣を突き刺すと、それが導体となってもろに感電するため、あくまでも冷静な処理。
最後のほうは荒技でサンダラで一掃することに成功。
始めからそうすれば良かった、、、
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