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「ジェネシスはもういないはずだろ、なのにどうして…ッ」

「いるのかもしれない」

「はぁッ?」


コピーの構える銃を蹴り飛ばしながら、ザックスはツォンを横目に見た。
その延長戦でパラソルでコピーの頭を叩きつければ、脳震盪を起こしたように彼等は崩れた。その他のコピーも体力にとうとう限界を迎え、ザックスの見舞った最後の一撃で次々に倒れ伏していった。










「肉体をなくした精神は、ライフストリームへ帰る」


動かなくなったコピー達から、淡い緑色の光が湧き上がる。それを何とも言えない気分で見下ろしていたザックスに、ツォンは歩み寄った。


「だったらどうよ」

「星を巡る精神エネルギー、ジェネシスの精神も今頃は…」

「そのライフストリームから、コピーを操ってるってのか?」

「…単なる想像だ」


ありえない、とザックスがパラソルを砂浜に突き刺せば、ツォンは首を横に振った。

そして、何か切り替わったようにツォンはザックスに向き直った。


「まぁとにかく、ザックス、休暇は終了だ」

「良かったわねザックス」

「どうだか…」


シスネが軽くその背を叩けば、ザックスは気分が乗らない様子で両肩をあげた。



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