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ザックスの出世話と聞いて、ナマエは興味が湧いたらしく表情を変えた。
ラザードはニコッと微笑むと、少し奥にナマエを招き入れ、神羅製の特大ディスプレイを見せた。
そこには、ウータイにいくつかのビデオカメラが設置されているらしく沢山の場所の現状が映し出されていた。
その中には、ザックスやアンジールの姿も見受けられた。

「アンジールは既に起爆装置を設置出来ている…ザックスも、砦内を暴れまわっているよ」
「あ、あんな横着な…」
「危なっかしいのが玉に瑕のようだが」

映像の中のザックスは、とにかくせわしなく砦内を荒らし回っていた。

「戦闘力は申し分ない…が、しかし」
「無駄が多くて…不注意ですね」

ザックスは砦内を荒らし回っていた。
しかし、いつの間にか迷子になっている。
同じ場所を何度もグルグルと走り回っていた。
それにさえも気付いておらず、たまに隠し扉を発見して大はしゃぎ…

「彼にはもう少し、脳を鍛えてもらわなければ」
「…ははは、」

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