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ソッと右手を、背に背負うバスターソードにかける。
柄をグッと握りしめ、大きく息を吸い込む。
「今の俺に出来ること、やんなきゃな」
背中のバスターソードを引き抜き、かつてのアンジールのように額に翳す。
“夢を持て。英雄になりたければ夢を持つんだ。そして、誇りも”
アンタが俺に、そう教えてくれたように
俺も、伝えていかなくちゃ
「夢を抱きしめろ。そして、どんな時でも、ソルジャーの誇りは手放すな」
これが、俺なりの答え。
これが、俺の誇りの象徴。
そして
アンタの誇り、俺が一生背負ってやるからな
フワリ、
バスターソードが
少しだけ、軽くなったような気がした。
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