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「マジかよ」
「俺がクラス2ndになんのに何年かかったと」
「俺なんてまだクラス3rdだぞ…」
全員深い溜め息をもらす。
自分達の血の滲むような今までの努力が、否定されたような気分になったからだ。しかもそれが女だと分かれば、落胆は更に激しい。
「すげーんだろうな、そいつ」
確かに推薦やらで裏口な雰囲気が漂っているが、ソルジャーとは、そんな易しいものではない。誰でも生半可な気持ちでやっていける職ではないのだ。おそらく、本人には相応の力量が勿論備わっているのだろう。
「今日が配属だし、会えるだろうよ」
すると、待っていたかのようにソルジャーフロアに放送が流れた。
『ソルジャー各位、直ちにホールに集合。ソルジャー各位、直ちに…』
「ほらきた」
カンセルはしたり顔で仲間を見渡す。
何だかんだと言いつつも、全員は好奇心を胸に、足早にホールへ向かった。
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「あれ…女なんて居なくねぇ?」
「んー、本当…」
うきうきとザックスはホール中を見渡したが、ソルジャーの容姿で女性と認識できる人物は見つけられなかった。
今回の新入社員は200余名(流石ミッドガルを支える巨大企業だ)、その中のソルジャー配属は一握り人。まぁ、ソルジャーになれるのは魔洸に適性あるとされる者のみだが…
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