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ならば、彼の果たせなかった思いを
少しでも俺が友として


「兄らしいことを、してやらんとな」


セフィロスはそれだけ言って、部屋を出ていってしまった。
ナマエは茫然と、先程のセフィロスの言葉が頭を反芻するのを感じた。


“俺に妹がいたら”


そう言って、微笑んだセフィロス。


「…私は、結構ずっと前から」

セフィロスのこと、
兄さんみたいな人だと思ってたんだけどなぁ


先程撫でられた頭、多少クシャクシャになっていたので手櫛でとかす。
思わず、クスッと笑みが漏れた。


























「いいのか?」

「何が?」


ミッドガルの夜景をバックに、最近は忙しくて出来なかったスクワットをしていると
どこからともなく現れたカンセルが、呆れ顔で傍の段に腰掛けた。

二人のいる此処は、言わずもがなソルジャーフロア。
カンセルの主旨のつかめない質問に、ザックスは質問でかえす。すると、カンセルは大きな溜め息をついた。


「な、何だよ」

「はぁ-…お前ホントやだ。マジでやだ最悪」

「な、なんっ」


ザックスは思わずスクワットを止めてぐるりとカンセルを振り向く。

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あきゅろす。
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