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「いつからいた?」
「『暇してたか?』から」
「初めッからじゃねぇか」
レノは顔をしかめて舌打ち。
そんなレノを二人は面白そうに見ていた。
「今日はフられたみたいね、御愁傷様」
「うるせ」
「タークスのエースも傷心気味だなぁ」
ニヤニヤしながら横に座るロッド。
レノは思い切りその臑を蹴飛ばした(結果ロッドは地味に悶える)
「それより、何か用があんだろ?」
「そうよ、ちょっと伝えておいたほうが良いかと思って」
シスネもテーブルの向かい側に座り、少しふざけた空気を払った。
「ツォンが任務から帰ってくるわ…それがどういう意味か、分かるわよね?」
「…。」
レノはそれを聞いた途端、表情を固めた。
ロッドとシスネはその様子をちゃかすわけでもなく静かに見守る。
「…ちょっと行ってくる場所が出来たぞ、と」
しばらく何か思案した後レノは立ち上がった。
案の定、とシスネとロッドは苦笑する。
しかし、釘を刺すようにシスネは続けた。
「でもレノ、忘れないで…私達はタークスよ」
「わかってるぞ、と」
タークス
その言葉が、ヤケに重く感じた。
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