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「かーわい〜、そんな顔もするんだな」
「ちょ、黙って!」
ナマエは更にガタッと、今度はイスが後ろに倒れる勢いで。その反応に大層満足したのか、レノは真っ赤になって固まるナマエの口にトーストを放り込む。
「ほら、早く食べないと冷めるぞ、と」
「食べれるかぁあああ」
バチィン!!!
「レノ、何その真っ赤な頬」
「なんか朝から盛大になぁ」
「アンタが変なことしたんじゃないの」
タークス本部に、朝から左頬に手のひらマークをつけたレノが出勤したのだった。
「朝からご苦労ッスね先輩〜」
「なんでこういう時だけ敬語なんだよウザイわ」
ロッドから散々からかわれたのは言うまでもない。
出勤早々に、カンセルは目の前を横切る書類の山に唖然とした。
「何だそれ」
「昨日と今日の仕事ぶん」
その山を抱えていた本人であるナマエが、ヒョコッと顔を出す。
「それにしても多いだろ」
「まぁ、二人ぶんだしね」
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