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「それって、どういう…」
「…悪い。さすがに軽率だったよな」
「だから、何が」
カンセルはナマエの気をつかうように謝る。
しかし、全く思い当たる節のないナマエは更に眉をひそめた。
「ねぇ、何の話をしてるの」
「え、お前」
流石にそのナマエの様子に気付いたカンセルは、まさか…と目を見開く。
「知らされてない、のか…?」
「だから何が」
話の先が読めず、苛ついた口調でナマエがカンセルに詰め寄れば、
カンセルは強くナマエの肩に手を置いた。
ナマエはビクッと肩を揺らすが、カンセルから向けられる真剣な眼差しを見つめ返した。
「落ち着いて聞けよ」
ドクン
心臓の音が、少し大きくなった。
「アンジールと、ジェネシスが…死んだんだ」
「え…」
ガンッと後頭部を殴られたような衝撃が走る。
カンセルは今…何と言った
「う…そ」
「ナマエ」
大きく見開かれたナマエの瞳は、カンセルを映してはいなかった。
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