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「アンタ女の子だってのに、大した力があるな」
「そうかな」

ナマエは公園で、子供達と戯れていた。
先程の男性はスラムの孤児達の面倒を見ているらしい。
名前はウィンドと言った。

「怪獣めっ、かくご!」
「コラ誰が怪獣だ」
「うわー逃げろ!」

半強制的に鬼ごっこスタート。
しかし、ナマエも伊達にソルジャーをやっていない。
ものの30秒で、散らばった子供達をひっつかまえてしまった。

「おいおい、手加減してやれよ」
「何事も本気でいくのがいいんだよ」
「大人気なーい」
「オバサンに負けるかー!」
「誰がオバサンだー!!」

キャーと笑いながらまた逃げ出す子供達。
そしてまたすぐにナマエにかき集められてしまう。
ウィンドはクスクスと笑った。

「アンタ子供に好かれやすいな」
「それ、褒めてる?」

ナマエは体の至る所から子供をぶら下げて訝しげにウィンドを見る。

「もちろん。それにアンタくらいの年頃が一番子供に好かれるのかもな」
「え?」

ナマエは意味が分からず首を傾げた。


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