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いくら目に映っているこの場所が、夕焼けの映えるジュノンだとしても
それは仮初めの世界
現実は、彼等が暴れまわるには狭すぎるトレーニングルームだ。
「そこまでだ!!」
これ以上は危険と判断し、アンジールは二人の剣に己を挟む。
しかし、熱の冷めないジェネシスは更に剣に力を込めた。
「邪魔だ!!」
その瞬間、
アンジールのソルジャー用の剣が耐えきれず折れる。
それはジェネシスの肩に直撃した。
「ぅあっ…!!」
「ジェネシス!」
ジェネシスが膝を着くと同時に、世界は崩れ、もとのトレーニングルームに戻った。
どうやら彼等の戦闘の威力に耐えられなかったらしく、至る所に損傷が見受けられた。
ジェネシスは肩を押さえて立ち上がる。
「ただのかすり傷だ…放っておいてもすぐ治る」
約束のない明日であろうと
君の立つ場所に
必ず舞い戻ろう
そのまま、彼はトレーニングルームから姿を消した…
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