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めるめる(学パロ.ロール)
昨日、一通のメールが唐突に届いた。丁度昨日は始業式で、クラス替えの日。
おれとルフィは、去年のクラスで初めて顔を突き合わせて、二学期にようやく仲良くなって、メルアドを交換して、思い出したかの様にしょうもないメールを送ったり、送り返したり、無視したり、そしてそれを小さく楽しむ、そんな些細な仲だった。
From:ルフィ
Re;
なぁ、花見に行かないか?
めるめる
おれとルフィの仲は、些細で、少し軽口を叩き合って、お互いを小さく殴ったり、そして少し息の合う友人だった。
おれは実は小さく恋をしていたが、周りから見れば、ただの『お友達』にしか見えなかったであろうし、実際来年クラスが離れてしまえば、きっと余り話さなくなって、この小さな恋もぱちんと泡の様にはじけて消えるだろうし、そうなったほうが良いに違いないとも思っていた。
だが、クラスが本当の本当に離れたら、あれ?としか言いようが無い程に、寂しかった。
後悔?いやいや、クラス替えの結果なんておれは悪く無いし。
まぁでもそんな思いにもきっと慣れるのだろう…。
そう思っていた矢先の、あのメールだった。
『おい、麦わら屋。なんだあの変なメールは?』
「おー、なんだローじゃねえか。ってかメール見たならちゃんと返せよー。」
『…いやだってお前、いくら何でも花見に行くほどまで親しく無かっただろう。』
無論おれは次の日に、その訳のわからないメールの送信主に会いに行った。
桜だってもう散り始めている時期だ。行くなら始業式の前だろうが。
「や、別にメールの内容なんて気にすんな!!あれは何となくだからな、しししっ」
『じゃあその何となくの理由をお聞かせ頂こうか。』
「やーな性格だなー、お前、彼女出来ねえぞ?」
『おれには彼女なんて要らねえよ。で、お前はおれの問に答える気は?』
『〜〜〜〜ッッ…本当に、どうでも良いことだってば…あのな…』
「 。」
『ーーーーーッッ!!』
「あー、もう!!忘れろよ!?はぁ…とりあえず、消しといてくれ…。」
お前はおれを殺す気か…
「寂しかったんだ。」
だなんて!!
やっぱり麦わら屋。お前への恋はまだはじけさせられないみたいだ。
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突発ネタ。
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