[携帯モード] [URL送信]

本棚
第8ターン「WDC予選 恵美奈vs発条A」

あらすじ
・恵美奈vs河合マキナ
・バテルとジュノンのやる気が無いように見える
・ジュノンの攻撃力が3600


☆第8ターン
WDC予選
恵美奈vs発条A



ギアギアーノがカートゥーン風の、分かりやすい驚いた顔をする。
ウチのモンスター達と違って何を考えてるのか分かりやすくて良いね。

「ジュノンの効果発動。1ターンに一度、自分の手札か墓地の「魔導書」魔法カード1枚をゲームから除外して、フィールド上のカード1枚を選択して破壊する!
墓地の『トーラの魔導書』を除外して、真ん中のセットカードを破壊!」

「えーっと、チェーンして永続罠発動!『デモンズ・チェーン』!!
選択したモンスター1体は攻撃できず、効果は無効化される!ボクはジュノンを選択だよ!」

立ち上がった罠カードのビジョンから鎖が飛び出て、ジュノンに巻き付いた。
ジュノンは苦しそうな顔をする。

ぅゎエロイ。
じゃなくて、厄介な罠来たなぁ…。

「ジュノンの効果は不発…しかも攻撃不能ね…。
じゃあバトル!バテルで『ギアギアーノ』に攻撃!」

魔導書士 バテル
ATK/600

ギアギアーノ
ATK/500

バテルはあくびをして持っていた魔導書を敵に投げる。
ギアギアーノに本の角が当たって破壊された。

…バテルさ、やる気あんの?

「きゃっ!ボクのモンスターが…」

モンスターが破壊され、相手にもちょっとしたフィードバックが行った。

MAKINA
LP4000→3900

しょっぱいダメージ量だ…。

「ウチはターンエンド」

「よし、エンドフェイズに罠発動!『ギアギアギア』!!」

相手が元気な声で言った。

「え?」

まじかよ。このタイミングで罠なんて…。

「デッキから「ギアギアーノ」モンスター2体を特殊召喚する!この効果で特殊召喚したモンスターのレベルは1つ上がるよ!」

「ボクは『ギアギアーノ Mk-U(マークツー)』2体を特殊召喚!!」

ギアギアーノ Mk-U
地 ☆☆☆→☆☆☆☆
機械族
DEF/500

ギアギアーノ Mk-U
地 ☆☆☆→☆☆☆☆
DEF/500

さっきのと色違いのヤツが現れた。

レベルが同じって事は、エクシーズに使うわけね…。

「…改めてエンド。『ヒュグロの魔導書』の効果が終わり、ジュノンの攻撃力が下がる」

魔導法士 ジュノン
ATK/3600→2600

EMINA
LP:4000
手札:2枚
モンスター:魔導書士 バテル(ATK/600)、魔導法士 ジュノン(ATK/2600)
魔法罠:魔導書廊エトワール(魔力カウンター×1)



こちら、えみたん視点に変わりまして真梨亜です!

「相変わらずえみたんのデッキは魔法カード発動しまくりだね。私やれいちゃんの倍以上発動してるよね?」

私のデッキは、基本セイクリッドのエクシーズを出して、効果で相手のカードを戻す戦術だし。

れいちゃんのデッキは儀式魔法を使うから、私よりは使ってるだろうけど。

「そうだね。「魔導書」の発動が鍵だからねぇ。多分わたし達のデッキの半分くらいしかモンスター入ってないよね。大半は魔法じゃないかなぁ?」

「あれだけ使ってて手札を切らさないなんて凄いよね」

墓地が魔法カードだらけになっちゃうよ。



「ボクのターン、ドロー!」

MAKINA
LP:3800
手札:1枚
モンスター:ギアギアーノ Mk-U(DEF/500)、ギアギアーノ Mk-U(DEF/500)
魔法罠:デモンズ・チェーン(ジュノン)、セット1


「ボクはレベル4の『ギアギアーノ Mk-U』2体でオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!!」

やっぱり来たか…。

「廻れ、愛と運命の戦う歯車!ランク4『ギアギガント X(クロス)』!!」

歯車限定のロボットのような、カラフルなモンスターが現れた。

ギアギガント X
地 ★★★★
機械族
ATK/2300

「『ギアギガント X』の効果発動!1ターンに一度、オーバーレイユニットを1つ取り除いて、自分のデッキか墓地からレベル4以下の機械族モンスター1体を選んで手札にくわえる。
デッキから『ギアギアーマー』を加えるよ!」

機械限定で手札を増やせる効果か。強いなぁ。

「バトル!『ギアギガント X』でバテルに攻撃!!」

あ、やばっ…。

ギアギガント X
ATK/2300

魔導書士 バテル
ATK/600

身体中の歯車を回転させながら、バテルにパンチ。
バテルは珍しく焦って本を構え、身を守ろうとしたが無情にも破壊された。

「うわぁぁっ!!」

EMINA
LP4000→2300

「それから、永続罠発動!『リビングデッドの呼び声』!
墓地から『ギアギアーノ Mk-U』を攻撃表示で特殊召喚!」

ギアギアーノ Mk-U
地 ☆☆☆
ATK/1000

「メインフェイズ。手札の『ギアギアーノ』を通常召喚!」

ギアギアーノ
地 ☆☆☆
機械族
ATK/500

「レベル3の『ギアギアーノ Mk-U』と『ギアギアーノ』でオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!!」

1ターンにエクシーズ2回とは…この1年生やるなぁ。

「廻れ、ボクと君の運命の発条!ランク3『発条機雷ゼンマイン』!!」

発条機雷ゼンマイン
炎 ★★★
機械族
DEF/2100

カラフルな歯車でできた機械戦士が現れる。両腕はハサミだ。

「ボクはこれでターンエンド!」

MAKINA
LP:3800
手札:1枚
モンスター:ギアギガント X(ATK/2300)、発条機雷ゼンマイン(DEF/2100)
魔法罠:デモンズ・チェーン(ジュノン)、リビングデッドの呼び声



「ウチのターン、ドロー!」

EMINA
LP:2300
手札:3枚
モンスター:魔導法士 ジュノン(ATK/2700)
魔法罠:魔導書廊エトワール(魔力カウンター×2)

ドローカードは…グリモ。
あのモンスターエクシーズ2体をどう処理しよう?

「魔法カード『グリモの魔導書』を発動。デッキから『魔導書士 バテル』を手札に加える。
そしてエトワールに魔力カウンターが乗り、攻撃力が上がる」

魔導書廊エトワール
魔力カウンター×2

魔導法士 ジュノン
ATK/2600→2700

「『魔導書士 バテル』を召喚。効果でデッキから魔法カード『アルマの魔導書』を手札に加える」

魔導書士 バテル
水 ☆☆
魔法使い族
ATK/500→700

「魔法カード『ゲーテの魔導書』を発動。自分フィールド上に魔法使い族モンスターが存在する場合、自分の墓地の「魔導書」魔法カードを3枚まで除外して発動できる。除外した枚数で効果は変わる」

そうだな…。

「墓地のグリモとラメイソンとセフェルの3枚を除外して、相手フィールド上のカード1枚をゲームから除外する。
『ギアギガント X』を除外」

魔法カードからバテル・システィ・エアミットの3人が現れ、ギアギガント Xを囲んだ。
何やら呪文をぶつぶつ呟くと黄色く発光し…
『ギアギガント X』ごと消えてしまった。

「ああっ!せっかくのモンスターエクシーズが…!」

相手が悲しそうな顔をする。
ふう、とりあえず片方は処理できた。

もう片方は次のターンを持ちこたえて、何とかしよう。

「エトワールにカウンターが乗って攻撃力がアップする」

魔導書廊エトワール
魔力カウンター×3

魔導法士 ジュノン
ATK/2700→2800

魔導書士 バテル
ATK/700→800

「魔法カード『アルマの魔導書』を発動。除外されている「魔導書」魔法カードを1枚手札に戻す。
『グリモの魔導書』を手札に戻す。…ちなみにグリモは1ターンに1度しか使えない。
エトワールにカウンターが乗って攻撃力アップ」

魔導書廊エトワール
魔力カウンター×4

魔導法士 ジュノン
ATK/2800→2900

魔導書士 バテル
ATK/800→900

ジュノンは攻撃できないし…。

「ターンエンド」

EMINA
LP:2300
手札:2枚
モンスター:魔導法士 ジュノン(ATK/2900)、魔導書士 バテル(ATK/900)
魔法罠:魔導書廊エトワール(魔力カウンター×4)



「ボクのターン、ドロー!」

MAKINA
LP:3800
手札:2枚
モンスター:発条機雷ゼンマイン(DEF/2100)
魔法罠:デモンズ・チェーン(ジュノン)、リビングデッドの呼び声

「ゼンマインを攻撃表示にして、バテルに攻撃!」

発条機雷ゼンマイン
ATK/1500

魔導書士 バテル
ATK/900

ゼンマインが両手でバテルをはさんだ。バテルはもはや抵抗せずに破壊された。

「うあぁっ!」

EMINA
LP2300→1700

「ボクはモンスターを1枚セットして、ターンエンド!」

MAKINA
LP:3800
手札:1枚
モンスター:発条機雷ゼンマイン(ATK/1500)、セット1
魔法罠:デモンズ・チェーン(ジュノン)、リビングデッドの呼び声



「ウチのターン、ドロー!」

EMINA
LP:1700
手札:3枚
モンスター:魔導法士 ジュノン(ATK/2900)
魔法罠:魔導書廊エトワール(魔力カウンター×4)


「『魔導老士 エアミット』を召喚!エトワールの効果で攻撃力が上がる」

魔導老士 エアミット
地 ☆☆☆
魔法使い族
ATK/1200→1600

紫色の服を着た、白い髭の老人が現れた。金の装飾のついた杖を持っている。

彼は鎖で巻かれたジュノンを見て、それからウチを見て…ため息をついた。
おい。呆れるなジジイ。

「魔法カード『グリモの魔導書』を発動。デッキから魔法カード『ネクロの魔導書』を手札に加える。
エトワールにカウンターが乗って攻撃力が上がる」

魔導書廊エトワール
魔力カウンター×5

魔導法士 ジュノン
ATK/2900→3000

魔導老士 エアミット
ATK/1600→1700

「エアミットの効果発動。「魔導書」魔法カードが発動する度に、レベルは2つ上がり、攻撃力は300ポイントアップする」

魔導老士 エアミット
☆☆☆→☆☆☆☆☆
ATK/1700→2000

「装備魔法『ネクロの魔導書』を発動。
自分の墓地の魔法使い族モンスター1体を除外し、このカード以外の手札の「魔導書」魔法カード1枚を相手に見せて発動できる。自分の墓地の魔法使い族モンスター1体を選択して攻撃表示で特殊召喚し、このカードを装備する」

さて、ここはあいつの出番かな?


つづく

[*前へ][次へ#]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!