腐日常
俺んち
「ここです、俺んち」
車から降りて顔を上げると、目の前にあるのは普通の一軒家
副会長はお金持ちだから、なんか申し訳ない・・・
「すいませんこんなで」
そう言うと、副会長は「全然問題ないです、謝らないでください」と俺の頭を撫でてきた
それに少しだけ嬉しくなって副会長に俺も笑いかける
「ありがとうございます」
ピンポーンというどこにでもあるチャイム音
いつ振りだろうか・・・ここに来るのは・・・
「はーい・・・あら、南ちゃん!!!」
玄関のドアを開けて出てきたのは、俺のお祖母ちゃん
60歳くらいだけど、まだまだ元気だ
「帰ってきたのね!!おかえりなさい」
「ただいま」
入学する前と変わらない雰囲気にひどく安心する
「あら、そちらの方々は??」
「えっと・・・って、・・・方々?」
なんだ方々って、副会長だけの筈・・・
嫌な予感がして、クルリと振り向くと・・・
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