NOVEL
7

そう言ったと同時に奥の奥まで突き込まれ、桃太郎は身体を仰け反らせて悶えました。

「あぁっ…はぁ…んあ、あん、すげえ!」

鬼の激しい律動が始まり、桃太郎の口からは快楽を示す言葉にはならない声だけしか出てこなくなりました。

時々切れ切れに鬼を呼ぶ切ない声に鬼は優しく答え、過ぎた快楽のために流し続ける涙をそっと口づけで拭ってくれました。

鬼の動きがだんだん余裕無いものに変わっていき、その小刻みな強すぎる刺激に桃太郎は一際高い声を上げ絶頂を迎えました。

鬼もナカの堪らない締め付けに我慢出来ずに桃太郎の最奥に熱い淫を一滴残らず注ぎ込みました。

荒々しい性交で未だに息が整わない桃太郎に、鬼は甘く低い声で囁きました。

「どうだった。オレの金棒は?」

「はぁはぁ…テメェの金棒…サイコー。」

砦全体が崩壊しかねない位の振動と桃太郎の切ない啼き声は翌朝まで続きました。


その後、何故か意気投合した3バカトリオと鬼娘、それに骨は一緒にお宝を求めて冒険の旅に行ってしまいました。

そして鬼と桃太郎は契りを交わしました。


二人(?)でおじいさんとおばあさんに報告に行くと、おじいさんはそれはもう大泣きで、おばあさんは相変わらずマイペースに喜んでくれました。


程なく二人は夫婦(めおと)になって、子供も生まれ(!)末永く幸せに暮らしましたとさ。

めでたしめでたし。


《おしまい》


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