星の物語-Novel- Aliciaの日常#2 今回は大好きなテルちゃんと買い物に行く約束をした日のお話。 朝。約束がある日は、9割起きるアリーシャ。 無論ふゆほたるに起こしてもらうのだけれど。 出掛ける前にお風呂(時間がない時はシャワー)に入るのがアリーシャの中の鉄則。 「おはよう、ほたる♪時間はまだ大丈夫かな?」 「おはようございます。時間はまだ平気です」 「そっか〜。じゃあお風呂にしよっかな。」 「かしこまりました。タオル等は後程お持ちします」 「はいは〜い♪いつもありがと、ほたる♪」 言い終えるやいなや、ほたるの頬にくちづけをする。 「…お早めにおはいりください」 「は〜い」 アリーシャは部屋の奥へと消えていった。 一人たたずむほたる。 「…いけない。ぼーっとしちゃ駄目…」 赤くなった顔を横にふり、自分に言いきかせる 「ん〜♪さっぱりした♪時間は〜?」 「ちょうどよい頃なんですが…その…」 「うん?」 「キセノンさんから連絡がありまして…部屋に来てほしいとの事」 「それは…つまり」 「はい。テルルさんはまだ寝ております」 「寝込みを襲うなんて!」 「とりあえず起こしに行ってください」 「…冗談にツッコミないね。ま、いいや。行ってくるね〜」 「お気を付けて。」 部屋を後にするアリーシャ。 場所は変わり、テルルの部屋 「キセノ〜ン。いる〜?」 「あっ!アリーシャさん。」 「華麗に寝てるね〜」 「…はい。おはずかしいばかりです」 「気にしない気にしない」 「すみません…」 「キセノン、ちょっと向こう行ってて?」 「?はい。」 …数分後 「…」 「おまたせキセノン」 顔を赤くしたテルルとちょっと幸せそうなアリーシャが出てくる 「…顔が赤いですよ…?」 「なんでもないから!いってくるね!キセノン!」 アリーシャの手を取り走って部屋を出る 「いって…らっしゃいませ〜…いない」 こうしてショッピングに出掛けた二人 どうやってテルルを起こしたのか…それはまた、別の機会に… [*前へ][次へ#] [戻る] |