[携帯モード] [URL送信]

浮気×健気(リクエスト小説)
16 side:宏樹
「…あれ、知ってんだ

亮太さんが意外そうに言う。

「つーか、全部知ってるんですけど。浮気とかいろいろ。」

「へー…。水野さんは彼女でもなんでもないよ」

「じゃあなんで兄貴より優先して会ってたんですか」

「…さあ?」

亮太さんの適当な返事にイライラする。

「兄貴を傷付けるのはやめてくれませんか」

「…嫌だね」

そっぽを向いてそう言われた。

ドカッ!

「って…」

思わず、殴ってしまった。

でも、反省なんかしない。

「アンタは最低の人間だ」

もう、話をする価値もない。

俺はそう言って亮太さんを置いて走り出した。

カラオケのことをすっかり忘れ、家に向かって。

Side:宏樹

[*前へ][次へ#]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!