浮気×健気(リクエスト小説)
12
亮太が口元を押さえる。
…あれ?
様子がおかしい。
よく見ると…笑っている?
「なっ!何が可笑しいんだ!?」
付き合ってくれって言ったのは亮太だろ!?
なのに、馬鹿にしたように笑っている。
「じゃーな」
俺の肩をポンと叩き、部屋を出ていこうとする。
「ま、待てよ!話はまだ…」
亮太の腕を掴んだら、勢いよく振りほどかれた。
そのせいで俺はしりもちをついたが、亮太は一切反応せずに出ていった。
ポロポロと涙が溢れ出す。
なんでだよ、亮太…
告白してきてくれたのはお前だろ?
本気で好きになったのに…
お前にとってはただの遊びだったのか?
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!