[携帯モード] [URL送信]

小説:俺は弟が大嫌い。
9
「僕は受験なんてしないよ」

さも当然のことのように、言い放った。

俺は固まってしまった。

「なっ…!?」

ガタリと大きな音を立てて母親が立ち上がる。

「何を言っているの!?受験のためにここまで頑張ってきたのでしょう!?」

「何を言われても僕の意思は変わらないよ」

「…!?何でよ!?理由を言いなさい!」

母親がヒステリックに喚く。

「兄さんと違う学校なんて行きたくないから。」

「「…は?」」

俺も、母親も唖然とした。

[*前へ][次へ#]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!