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ごちゃまぜどころ
7
卒業試験が近づいている。

「あんたどうすんのー?」

ここ数ヶ月、スッカリ山中がここに通うことが日常となってしまった。

紅茶を飲むかコーヒーを飲むか、気分屋な山中のためにわざわざ両方入れるようになったのは最近のことではない。

「なんのこと?」

ほら、と今日は紅茶とマドレーヌを出してやれば顔を綻ばせた。最近お菓子作りのスキルも上がっている気がする。

「わかってるのにわざわざ聞いてくるのって性格悪い証拠よね。」

「失礼だな。確信を持ってから答えたいんだけだよ。」

「つまり余計なことは間違っても言いたくないと。」

「質問は卒業試験のこと?」

にっこり笑って誤魔化すと山中は少し顔を赤らめながらこちらを睨んで来た。

「前から思ってたけど。あんたの笑顔って毒よねー。」

「失礼だなー。」

「しかも計算づくよねー。その笑顔で確信したわ。」

「山中が教えてくれたんだよ?今まで素の表情見せたことなかったから知らなかったけどサスケファンのいのを赤らめさせられるんなら結構いけるよね。」

「将来絶対あんた腹黒タラシになるわー」

そう言って山中は紅茶に口を付けた。

「って違ーーう!騙されるところだったわ!卒業試験の話よ!」

「脱線したのは山中だけどね。」


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あきゅろす。
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