☆ササメモリアル☆
■オマケ:佐伯雉鷹B■

■い・・・生島の声が聞こえる・・・(※幻聴です※)
い・・・生島が・・・・・”もう見捨てるわよ”という目でこちらを見ている・・・・・(※幻覚です※)

い・・・イカが・・・・イカが俺に迫ってくる・・・・助けてくれ・・・・・!!!佐伯雉鷹だ!!!(※名前だけはちゃんと書きます^^;※)


前略。気づくと俺は何故かイカの衣装を着て外に出ていた。
今日も学校だというのに気づいたら着ていたのだ。
一度通学途中で脱いだはずなのに昼休みにはまた着ていた・・・

何故だ!!!!!!!・・・・あの衣装は”あの時”にもう”封印”したはずなのに・・・!!!!!


それは初めて俺が舞台役者として舞台に初めて上がった時のあの衣装。
ニコニコ笑うタコの格好をした笹目の隣で踊らされたのをよく覚えている。

正直微妙な気持ちだった。・・・・・・・・役をもらったはいいが着ぐるみを着て踊るなど俺のプライドが許せなかった。だが舞台は成功し・・・着ぐるみの第二段が作られようとしていた・・・・
しかし俺は断固として阻止した。カトリック科の生徒として恥ずかしいまねはしたくない・・・いや・・・・あのイカの衣装はハロウィンの舞台で着たものだが・・・・・

そしてその意見は通り着ぐるみはもう作られることも無くなった。俺が部長になってからはその類は一切作らせていない。だが気づくとあの着ぐるみは俺の洋服ダンスに入っているのだ・・・・・。
最初は親の嫌がらせかと思ったがどうにもそうではないらしい・・・

何故か土に埋めてもどこかに隠しても自分の部屋へと戻ってくるのだ・・・・・・
俺は悪魔にでも取り付かれているのだろうか・・・・・・・早急にエクソシストを呼ぶべきかと迷っている。


そんなわけで気づくと俺はイカ男になっていた・・・・・・・・・・・・・。正直自分が恥ずかしい。
何故あの衣装を着て外に出たのかがよくわからない。いや部屋でソレを着た時点で何かがおかしかった。


俺は壇上で何かのシナリオに踊らされているのだろうか。神はそんな無様な俺をお救いしてはくださるだろうか・・・・・。

できることならそんな俺を救っていただきたい・・・・・・・
最近になって生島のあのときの”言葉”が身にしみるようになってきた・・・・・・

い・・・・生島・・・同じ神に仕えるものとして・・・・・・・俺を救い出してくれ・・・・・・・・・・・(※お前はどこの姫君だよ/笑^^;)

佐伯雉鷹

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あきゅろす。
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