■笹目の家には小さなお仏壇があります。 それは死んだ笹目のお爺様のお仏壇です。 しかしその仏壇の在る家の表札には”板脇”と書いてありました。 それは笹目の幼少時の誘拐未遂事件を受けたお婆様が遺産の受け取りを拒否し。 旧姓の板脇を名乗る事を決意したらです。 しかし最初はその仏壇は笹目の父と母の家にありました。 けれども大事にされないそれを見ていた笹目は父と母との生活を離れる際にお婆様の元へソレを持って行ったのです。 テツはその時初めてお婆様の家で出会いました。 笹目が高校に入ってからやっとお婆様はお爺様の仏壇を家に迎え入れる事ができたのです。 [*前へ][次へ#] [戻る] |