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「え……」


聞き間違えじゃない?今……



「ずっと凛のこと考えてた。きっと初めて見たときから好きだった。…ずっと寂しそうにしてるお前が、気になって仕方なかった…」



「う、そ……」



「嘘なわけあるか。朝苦手なのに、お前が部屋から出てくるの待ってたのも、お前が気になってたからで…。アリスストーンを褒められた時、初めてあんなこと言われて嬉しかったし」



えっと……


「夕日の色とかリンゴの色とか…?」



「俺、ずっと血の色だと思ってた。火のアリスなんて、人を傷付けることしかできなくて…赤が嫌いだった。だけど、お前があんなふうにいってくれて、好きになれたんだ」



「…血の色って、もっと黒いよ?それに、火は人を傷付けるだけじゃないよ?確かに火事とかになったら怖いけど…。冬になると、凍えた体を温めてくれるじゃん」



「(そんな風に言ってくれるから好きになったんだよ…)…それに、副担を励ましてた姿見て、凄いと思った。あんなこと言えるの、凛だけだよ」


「……(さっきから褒め殺し…///)」




「……今まで凛を傷付けてきた。…だけど、好きだ」



必要としてくれてるの?




「棗の隣にいていいの?」




「隣にいて欲しい」



「その言葉……信じてもいいの?」



ねぇ、どうしよう。



「あぁ。……凛」



嬉しくて、涙が止まらないよ…?




「なつ、め…っ!!!」



私は棗に抱きついた。涙でぐしゃぐしゃな顔だけど、そんなの気にしない。涙で棗の服に染みができちゃってるけど、気にしない。













「好き…っ大好き・・・!!!」




棗の隣が、私の居場所。












初めて手に入れた、光。






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あきゅろす。
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