春に寄り添う龍
出会い☆
―――――――ドゴォォオッ!!
「ん?なんか音がしたような……?」
今日も一日学校が終わり、上機嫌で歩いているとすぐ右手の路地からバタバタという足音と、複数のうめき声が聞こえた。
「………っ、〜〜〜!!」
なんかただ事じゃ無い気がして俺は思わず走り寄った。
俺は、その軽率な行動を後になって悔やむことになる。
「確か、こっちだったよな?」
さっきの声が聞こえたほうを思い出しながら進んでいく。意外とこの細道は入り組んでて、一歩間違えれば迷いそうだ。
「龍仁さん!」
「え………?」
突然のことで、頭が真っ白になった。角を右に曲がったところで目に飛び込んできたもの……
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