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春に寄り添う龍



俺は頭を左右に降る。

「じゃあ、何故ここにいる」
「――――――――」

ただの通りすがり、と言いたいけど声が出ない

「ふん。まぁいい。行くぞ、お前ら」

《りゅうじん》と呼ばれた男は俺を抱えると歩き出した。

「りゅ、龍仁さん、そいつどうするんですかっ!?」

後ろから男が怖い顔で近づいて来た。

「ひっ!!」

その恐ろしさのあまり、俺を抱えてる(いや、持ってる?)《りゅうじん》の首にしがみついてしまった。

「シズル、怖がるだろ、こいつが」
「あ、すいません!」

シズル、と呼ばれた人は腰を90度に曲げて謝った。




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あきゅろす。
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