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采は投げられた
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んな訳で‥‥


「おっっとーー、手が滑りましたぁー」

「って、市!テメェどこ触りやがる!!」


「神谷、こっち向け‥‥口元に米粒ついてるぞ、子供だな!」


「お、おい!乃木‥テメェ顔、顔が近ェェェェェ!!」

「あ〜〜っ!!その米粒、僕のですよ!
こーなりゃ、僕はこっちの美味しそうなピンクの粒でも!」


「な!市、テメェどこに手入れやがる!」

「おい神谷、取れないから俺を見ろ!
米一粒一粒にだって神様が宿っているんだ!!
ほらッ、嘗めて取ってやるから大人しくしろ!」


「お、おい!!の、乃木!?
ちょ、市、何しやがるッ!て、テメェら‥
〜〜〜ッせェェェェ!静かに食わせろやァァァァ!」



青空の下、屋上で仲良く和気あいあい‥‥‥
とは到底言い難い

奴らをぶっ叩いて、蹴り飛ばして、床に沈ましてやりてぇこんな状況
俺を挟んで両隣から、邪魔くさい手が出てくる体勢

一刻も早く逃げ出してぇが

なんせ未だにコイツらの手には

兄貴からの愛‥いや、弁当が
俺に宛てたラブレター‥じゃねぇ、伝言メモが


人質になってやがるから、俺はこうして大人しく‥‥


「も〜〜我慢出来ません!神谷ぁ気持ち良くさせるんで、いいですよね?」

「ん?神谷は気持ちいい事が好きなのか?」

「な、なななな!?違ッ!ちょ、調子に乗るなゴラァァァァァ!」



大人しくなんて
出来る訳ねェェェェェェェ!!


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あきゅろす。
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