采は投げられた 4 んな訳で‥‥ 「おっっとーー、手が滑りましたぁー」 「って、市!テメェどこ触りやがる!!」 「神谷、こっち向け‥‥口元に米粒ついてるぞ、子供だな!」 「お、おい!乃木‥テメェ顔、顔が近ェェェェェ!!」 「あ〜〜っ!!その米粒、僕のですよ! こーなりゃ、僕はこっちの美味しそうなピンクの粒でも!」 「な!市、テメェどこに手入れやがる!」 「おい神谷、取れないから俺を見ろ! 米一粒一粒にだって神様が宿っているんだ!! ほらッ、嘗めて取ってやるから大人しくしろ!」 「お、おい!!の、乃木!? ちょ、市、何しやがるッ!て、テメェら‥ 〜〜〜ッせェェェェ!静かに食わせろやァァァァ!」 青空の下、屋上で仲良く和気あいあい‥‥‥ とは到底言い難い 奴らをぶっ叩いて、蹴り飛ばして、床に沈ましてやりてぇこんな状況 俺を挟んで両隣から、邪魔くさい手が出てくる体勢 一刻も早く逃げ出してぇが なんせ未だにコイツらの手には 兄貴からの愛‥いや、弁当が 俺に宛てたラブレター‥じゃねぇ、伝言メモが 人質になってやがるから、俺はこうして大人しく‥‥ 「も〜〜我慢出来ません!神谷ぁ気持ち良くさせるんで、いいですよね?」 「ん?神谷は気持ちいい事が好きなのか?」 「な、なななな!?違ッ!ちょ、調子に乗るなゴラァァァァァ!」 大人しくなんて 出来る訳ねェェェェェェェ!! [*前へ][次へ#] [戻る] |