[携帯モード] [URL送信]

采は投げられた
1
「ゴラァァァァ!
てめぇらそんなんでお終めぇか!!」

「クソッ、神谷ーッ!テメェぶっ殺す!」

「ハッ、まとめて掛かって来いオラァァァァァァァ!」



その言葉が合図になり、一斉に俺目掛け向かってくる


ざっと数えれば7、8人ってとこか
バットに鉄パイプ‥
えげつねぇーもん持ちやがって!


その武器が振り降ろされる
が‥‥


(あめーよ!)


体を捻りかわした反動を活かし、そいつの顔面目掛け振りかざした右足で

蹴り飛ばした


「グはッ‥」


情けなくぶっ飛んだ奴を見て、鋭い顔の輩がジリッと後退ったのを


見逃さねぇーー!



「弱ぇーな、テメぇらッ!
暇つぶしにもならねぇ!死ねやァァァァァァ!」



拳に感じる骨の軋む感触、悲痛に歪む顔、張り上げた唸り声が一つ残らず耳にこだまする


[次へ#]

1/4ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!