[携帯モード] [URL送信]

知者は惑わず勇者は懼れず
5
「痛ッ!!!ぃい和泉先輩ッ!?」



突然、腕を引っ張られて辻先輩の拘束から逃れられたものの‥


(なんですか、これ?)


辻先輩が和泉先輩に変わっただけで、後はおんなじ
なぜか今、俺は後ろから抱きしめられる様な体勢で
和泉先輩の腕の中にいます



「勇ッ!!テメェェエエッ!!」

「うるさいぞ、武士。近くにいるんだ、そんなに喚くな」

「ッ、ツ!!‥メェはいつもスカしやがって!
それがムカつくってんだゴラァアアッ!」



大激怒の辻先輩に対して、余裕でかわしている和泉先輩

何故だろう‥‥
犬猿の仲に見えるけど‥



「まったく‥小3の時、オネショして泣いていたお前はまだ素直だったのにな」

「〜〜〜ッ!!なッ!なっ!?」

「サンタクロースが父親の偽善行為だと知った時のお前は、絶望感に苛まれるほど真っ直ぐだったのに‥‥」

「グァアアアアッ!!
我慢ならねぇエェエエッ!」



すっごく‥‥‥
物凄く‥‥



「勇ッ!テメェには年賀状出さねぇからなッ!!」

「なにッ!?当選クジの確率が調べられないじゃないか!」

「うるせぇッ!自業自得だバーカッ!」



仲が良さそうです


[*前へ][次へ#]

5/8ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!