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犬と猿
2
ギリギリと歯ぎしりするような羽鳥に対するお触り行動を、血を吐く思いで一旦怒りと共に胸に閉まって



「おい、猿ッ!!」



放課後、俺は改めてエロ猿に対峙した



「ん?何だよ犬井」

「話しがあるッ!ここじゃなんだから、ついて来いッ!」

「はあ?あ、オイッ!って、突然何だ?」



猿に言い放ち教室から出る
後ろから、ブツブツと呟き声と足音が聞こえて来たから逃げはしなかったようだ


(余裕こいているのも今の内だッ!)


この後、俺の強烈パンチで深い眠りに陥るとも知らずに‥


そして
俺達が使っている教室の同じ階にある一つの教室の前に到着



ガラッー‥

普段からあんまり使われてないのは知っていたけど、誰もいない事を確認
していれば‥



「おい、だから一体何だよ?」


猿倉が痺れを切らして、後ろから声を掛けてきた



その声に対して振り向く
目の前には、腕を前で組み仁王立ちした猿の姿

デカイ図体を存分に活かしたムカつく態度
そして、フラッシュバックするエロ三昧な行動の数々に



「っ、てッッめェエエエエエッ!!
羽鳥に、いっつもいっつもベタベタ触りやがって!
チョッカイ出すなこのエロ猿がッ!」



溜まりに溜まったウップンをぶちまけた


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