幼恋..tiara*
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そのままあたしは
真っ暗で淋しい扉の向こうへ
足を踏み入れた。
気付いた時にはもう遅くて
まったく別の世界へ
来てしまっていた
『ここ、何処
これからどうしよう』
『こわいよ…』
ドンっ
行くあてもなく
ふらふら歩いていると
何かにぶっかった
『きゃ、
ごめんなさい!!』
「ん?
なんだァ、お前。」
鋭い瞳孔があたしを
見下ろした
『ひィッ
ごめんなさいごめんなさい』
なんて恐そうな人なんだろう…
とりあえずここは逃げなきゃ!
あたしの中の何かが
そう反応した。
走ろうとしても
恐怖と不安で
足が思うように動かないよ゛
もつれる足をどうにか動かして
逃げる体勢に入った瞬間、
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