[携帯モード] [URL送信]
・14/02/12 Showroom encounter:ネージュ/ロック/リウ/ヨハネ

脇腹に銃弾を受けた。被害がこれだけだった、から、良かった方なんだろうけど。ごわごわさんから護符を貰ってて、それで何とか、守れはした。ウルズ、って人が作ってくれたものらしくて。持ってきていて良かった。前例があったから、その分の経験もあって。

声にはそりゃー、聞き覚えはあったんだ。あの建物へ立ち寄ったら、思わず出会すとは。どうやらクライマックスだったようだけど。

仕事としての名目、というのはあった。そこに感情は要らなかった。ただ、ネージュさんという人を私は、知りはしなかったから。感情も、その情報も、要らないんだ。それは事実だろうし、例えどんな感情を持っていたとしても私のやる事は変わりはしなかったから。

キャプテン・ロックに会えた事は幸運だろう。早速の爆発、ヨハネはどうにかまた守れて、リウさんにも被害は少なかった。良かった、のだろう。これで。
防御の応酬は確かに、受け取った。銃でだけは負けたくなかったけど、流石に、当ててくるか。上手い。どうにも、「次はこうはいかない」ばかりが積み重なるな。

傷はバレていない、とは思うけれど。ヨハネくんからは傷薬を貰って。ガーデンシクラメン。あの鉢植え。花はよく育てていたけれど、もう。
女の子、かぁ。やっぱり、そこまでの実感はあるわけじゃないんだけどな。あって、こう動いてるわけじゃない、ってコト。女の子は宝、どういう意味合いなんだろ。女の子の特権。考えても分からないな。

ネージュさんは、真偽を確かめようとした。敵に対して。そこで真実は得られない、としても、仲間だけはきっと信じられるものだろうから。
彼は、何にとっても危険人物。自身にとっても、ネージュさんにとっても、大会にとっても。それははっきり分かった事だろう。分類などない。海賊、とはそういうもの、なのだろう。

そう、思ったんだ。此処を出てきた時には、とっても強くなっていそうだ、と。不本意にも、と。
待っている人の為に頑張れる事。捕まってるのはネージュさんだけじゃない。ネージュさんを待つ人達の心も、囚われてるから。

弱いのは、みんな。

みんな、不安で。


だから、一人じゃない。


一人じゃない。


言い聞かせる様な、言葉だとしても。




[↓old][new↑]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!