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私はお姉ちゃん
昼休み、文芸室にて。U
この三人がいるということは、あらかた推理はしてある、と考えていいだろう。
多分ハルヒは転校生荒らしをしていると思うから、この三人の疑問を解く位は出来るかな。

「みくるちゃん、そこ座って。今日、ハルヒ以外のSOS団員を集めたのには理由があるの。まあ、理由なきゃこないけど。」

そう言うと、キョンはさっそく口を開いた。

「なんでもいいから、あなたは誰なのか説明してください」

先輩って分かっているからなのか、キョンは敬語を使っていた。

「そうだね、先に自己紹介だね」

そこで私は一旦セリフをやめ、息をついた。これから来る長文を噛まずに言えるかな?

「私の名前は涼宮美結。高二で、みくるちゃんと同じクラス。
涼宮ハルヒの姉、て事になってるけど違うの。私、この世界の住人じゃなくて、異世界から来たの。」

ここでまた息をつく。
キョンが質問したそうに口をぱくぱくしたが、やがてやめた。

「私の世界…あ、異世界の事ね。そこで私はテレビを見ようと、テレビをつけたの。そしたら、テレビの画面に吸い込まれて。気がついたらこっちの世界だった。あ、8月31日の夕方でした。で、こっちの自分は、光陽園学院から北高の生徒になった、って感じ。
こっちに来たのは…ハルヒのせい、かな。
まあ、その他は考えられないからね。」

とりあえず説明が終わった。
そうするとキョンが、

「異世界人、ですか…。じゃあ、何故俺達の名前を知っているんですか?」

あ、それの説明忘れてた

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あきゅろす。
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