私はお姉ちゃん ごたいめんつー! 驚いてるキョンを置いて校舎に入ってみたけど、私の教室がどこなのかさっぱりわからない。 教室を見て回ってるんだけど。 担任はどこって言ってたっけ? …あ、向こうの方に教師がいる。聞いてみよ。 「あの、すいません…」 「なんだい?俺は遅刻した転校生を探してるんだ、手短に頼むぞ」 …それ、多分私です 「ああ君が転校生か。ずいぶんと遅かったな まあ、案内するから着いてこいよ」 ふう、やっとクラスに行けるや 楽しみだなぁ そうだ、SOS団に入れてもらおうかな? ここが私のクラスかぁ… 「ちょっと待ってろ」 男教師はそういうと、教室に入っていった。 緊張でちびりそう… 「入っていいぞ」 いつの間にいたんですか。 「ありがとうございました」 ガラガラと扉を開けて入る。 「自己紹介してくださいね」 …!自己紹介! インパクトあるやつがいいけど… ハルヒの姉って言えばいいか… 「涼宮美結です。涼宮ハルヒの姉で、光陽園学院から来ました。別に未来人宇宙人とかは差別しません。よろしくお願いします」 こんなもんか。 みんな唖然としてるなぁ… ウチも唖然だわさ。なんで姉になったんだか。 あ、鶴屋さんだ。緑の頭はすぐ見つかるなぁ… ということは、未来人、いや、朝比奈さんがいるってこった! 隣にいたぁぁぁぁ!口空いてるよ!びっくりしたんだな! まあ、あとで昼休みに呼び出すとして。有希と一樹も呼びださなきゃいけないか。 「じゃあ、涼宮さんはあの席ね。緑の髪の子と栗色のウェーブの子の間ね。はい、じゃあ授業続けます。涼宮さんは教科書もってきたわね?」 やった、鶴屋さんの隣フォーッ!朝比奈さんとも隣フォーッ! 教科書?持ってきましたとも。 と思ったら。 無いよ、無いよ! バックの中には筆箱(ハルヒ仕様)とノート二冊だけ! 筆箱はまあいいけど…シャーペン出せばいいしね。教科書はやばいなぁ… そんな私に、状況を察知した朝比奈さんが、 「あの…一緒に見ましょうか?あっ、あぅっ、朝比奈みくるっていいます!よろしくね!」 って。かわいい声で。 小声だったけど聞こえた。全部ね。 ありがたいです。 「ありがとう!あ、私の事はさわって呼んで!あだ名なんだけど…」 「あ、わかりました じゃあ私もみくるって呼んでね!」 心の底から了解いたしました。 よろしくね、みくる! [*back][next#] |