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私はお姉ちゃん
ごたいめん!
「お待たせ!」

「あらあら、もうあと10分位で遅刻よ〜?」

…………………
…………
……

さっき判明したのだが、こっちの世界でも母は変わらなかった。なんなんだ…

じゃなくって!

「ああああっ!もう!何処だよ北校ぉぉぉ!!!」

ハルヒ!なんで待っててくれなかったんだぁぁぁあ!?
こちとら転校生の前に異世界人なんだよ!
坂ってどこだよこらぁ!

「…………!!」

あれ?誰かも遅れたのかな?こっち来てるって事は道合ってるのか。

あ…眉毛上カット、もみあげ魔人キョンじゃないか?と、オールバック谷口?

ラッキー♪でもない…
こんな状況じゃなければ…!
でもその前に、

「遅れるぅー!!」

あ、学校!!
間に合うか…!?

キーンコーン

お約束すぎる…
遅刻決定…
何の為に走った、私。

他に遅刻者がいないかと振り返るとキョンと谷口が。
同じ遅刻者だし、話しかけてみるか。どうも、ハルヒの姉です、ってね。

「君も遅刻かい?」

「あ、はい…」

とたんに騒ぎだした谷口をおさえ、キョンはだるそうに答えた。
杉田ボイス杉田ボイス!
ぱねぇ!ああ銀さんも好きだよあいらぶゆー!

「どうして遅刻したの?」

「眠くてつい…」

みるからにめんどくさい感じに返事してるな。そりゃ当たり前か、日本人だもん。
ここらでネタばらしするか。

「君、キョンって言うでしょ?」

「!?」

「私、異世界人です」

「い…?」

驚いてる…当たり前だな
本気で転校初日に遅刻するのは辛いからここまでしか言わなくていいや。

「昼休み、部室にきて!」

「ちょっと…!」

「申し遅れました、私、涼宮美結です!」

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あきゅろす。
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