誰かに聞いた怖い話
・・・身近な恐怖(壱)5
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ピンポーン…ピンポーン……

私はこの時…凄惨な現場をこれから見る事になろうとは少しも思わず、ただのんびりとペントハウスでも私達の部屋と同じ様なチャイムなんだなと、そんなつまらない事に感心していました



コンコンコン…



『先生、こんにちは』

『先生、管理人の…ですが、お話しが…』

管理人さんは、その部屋の住人を呼ぼうとしましたが、中からは何の返事もありませんでした



『おかしいな…?駐車場の車はあるみたいなんだけどね…』

『うーん…留守みたいだね』

ガチャガチャ

管理人さんは念の為にドアノブに手を伸ばしましたが…鍵は閉まっていました



『じゃあ管理人さん、私の部屋はどうしたらいいの?』



『うーん、困ったねぇ…でもこのままじゃあ仕方ないから……お嬢さん、これから管理人の権限で部屋の鍵を開けるから…もし先生に叱られた時は、一緒に説明して下さいよ』



『わ、私がですか?』



『ここに、私とお嬢さんの他に誰がいるんです?』

そう言うがはやいか、管理人さんはマスターキーの束を取り出すと、その部屋のドアを開けたのです





何…この匂いは…この生臭い臭いは…何かの動物?

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あきゅろす。
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