小説
殺すだけだから逃げるな(イナイレ/ヒロト)#
「あ!
砂木沼、見つけた!」
赤い髪の少年が、無邪気に笑った。
「…あれ?
……動かなくなっちゃった。
まあいいや。
緑川を探しに行こう。」
片手に包丁を持った少年は、くるりと振り返って駆けていった。
「緑川?居ないの?
本当、どこ行ったんだろ。
あと、見つけてないのは緑川だけなのに。」
血にまみれた服を着た少年は、足下の物体を軽く蹴飛ばした。
「…あ…!
緑川、見つけた!
そんなに逃げなくてもいいのに。
ちょっと殺すだけだから。」
「…緑川?」
朱い髪の少年は、不思議そうに首を傾げた。
(そんな所で死んでないで、俺と遊ぼうよ。)
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⇒反転コンタクト様
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