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変態共と苦労の多い大空
僕はただ貴方に、愛されたいんです!!(黙れ、変態)/大空と霧


夕暮れ時、沈みいく太陽の下。


そこには二つの人影が向かい合っていた。





「…綱吉君、愛して下さい。僕は、貴方に愛されたいだけなんです」
切なげに、そう言う骸。


「…骸」
綱吉は、そんな骸とから目を逸らす為に目を伏せる。


「僕じゃ、ダメなんですか? 貴方の為なら何だって出来る…!」
「っ!」
「愛してます。綱吉君、貴方だけを…」
「む、くろ」


綱吉は掠れた声で愛の言葉を囁く骸を呼んだ。


「綱吉君」
骸は愛しげに優しく甘く綱吉を呼び…





そして二つの影は、そのままゆっくりと重なっ……










ドガッ!






「グフゥ!!」

「近づくな!! 変態!!!!」
「つ、綱吉君…」


「シリアスな雰囲気を作っても無駄だ。この変態ストーカー!!!!!! 鳥肌が立ってしょうがないんだよ!! 気持ち悪いっ!」

「ひ、酷い!! 僕の言葉に嘘偽り等無いのに!!」
「黙れ、変態!! ストーカーの癖に何いきなりシリアスで口説こうとしてんだ!?」



「…だってそろそろラブラブになりたいなって、思いまして…」

「そんな事は、お前が何万回…いや、何億回巡っても有り得ない!!」


「ホント、酷いですよ!? 大体ストーカーは、認めますけど…変態は認めません!!」


俺の写真撮って、ハァハァしたり、変態発言したり、セクハラしてるヤツを、変態以外なんと呼べと?
「そんなの決まってるじゃないですか!! 





愛の戦士と!!




「死ね。本当に豆腐の角に頭を打って、アホな死に方してしまえ」
「何ですか!? そのとてつもなく嫌で間抜けな死に方!?」


お前なんか、変態の上にアホっていうレッテルを追加してもらうついでに死んでしまえばいいんだ…

「ちょ、酷いですよ!? ていうか、アホってレッテルを追加するにのがメインなんですか!? 死ぬのついで!?」




「………」

「無視ですか!?」



「…………………」

「何か喋って下さいよ!? でないと、僕一人で騒いで喋ってる変な可哀相な人ですからね?!」



「何言ってんの? 一人で騒いで喋ってる変態だよ、お前は。ていうか安心しろよ。お前は、元から可哀相なヤツだから。主に頭が


「何なんですか!? イジメですか、コレ!?!?」


違う!! 変態を攻撃してるんだ! 立派な正当防衛です


「何、言い切ってるですか!? 本当、泣きますよ!!」

「泣けば? 寧ろどっか行けば?」
「嫌です!! 僕は、もう二度と離れません!!」


「1日中、ストーカーしてるんだから、離れろよ。 地球が滅亡するまで


「………酷い!! 僕は、ただ貴方に愛されたいが為に色々してるのに!!」


「黙れ、変態。それが大迷惑だっつってんだよ!! 帰れ!!」
「くっ…! 今日は、大分精神的にやられましたから退きますけど、また明日も必ず来ますからね!!」


来んな。



「………くっ…………こうなったら、今日綱吉君の家に…「夜中にでも来てみろ? そうしたら、二度と口聞かないから。寧ろ凍らす







「つ、綱吉君の馬鹿ぁぁぁああああ!!!!!」











































-END


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