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変態共と苦労の多い大空
「………………もういっそのこと相討ちになればいいのに」/大空と霧と雲
「ねぇ…それ寄越しなよ」

「嫌ですよ!! 何言ってるんですか? これは、僕の物です」


「馬鹿かい? それは、僕の物だよ? 妄想も大概にしなよ」

「はっ あなたこそ妄想ですよ。あっ アヒルだから現実と妄想の区別がつかないんですね」

咬み殺すよ? はっ 君の脳は、パイナップルの果汁しか入ってないからそんな髪型なんだよね?」

「なっ 違いますよ!! 受けて立ちましょう。この間みたくボロボロにしてさしあげます」

「フン、君をボロボロにして、それは僕の物だと証明してあげるよ」

「はっ やれるもんな…」






もうそんな下らない言い合いは、いいから。 俺の写真を置いて帰れ!!」


「ほら!! 綱吉君が僕が心配で泣きそうになって、あなたを帰そうとしてるじゃないですか!!」

どこをどう見たら、心配してるように見えるんだ? てめぇの目は、節穴か? 二人共、さっさと帰れって、言ってんだ!! 変態共」

「ちょっと、僕をこんなパイナップルなヤツと一緒にしないでくれる?」


俺の写真を見て、ハァハァ言ってる時点で立派に変態の仲間入りですよ、雲雀さん さっさと帰って下さい」


「クフフ。綱吉君…分かってます! 分かってますとも!!
素直になれず、僕のこの大きな愛が受け止めきれないんですね!?」

「俺は、もう十分に素直なんだよ!! さっきから素直に帰れって、言ってんの!!!! というか、どっからそのポジティブな発想が出てくんだ!? それに、間違ってもお前の愛は受けとめん」


六道骸は、常に全てあなたへの愛でいっぱいです!!

んな事は、聞いてないんだよ! 帰れ! パイナップル星に!!


「なっ 綱吉君まで酷いです!! パイナップル星なんて、あったらあなたを連れてってそこで結婚します!!」

「聞き捨てならないね…。綱吉は、僕と結婚するんだよ?」

「どっちも聞き捨てならないです。てか、雲雀さん…まだ居たんですか? 大人しかったから、てっきり帰ったかと思ってたんですけど…」


「何を言ってるんだい? 僕が君を置いて行く訳ないだろ?」


むしろ、置いていって欲しい


「全く、照れ屋なんだから」
「本当ですね。綱吉君ったら、可愛い!!」

「何で俺が照れ屋って事になってんの!? 明らかに違うだろ!!」


「綱吉、待ってなよ。直ぐにコイツを片付けて、君の元へ帰ってくるから」
「クフフ。心配しないで下さい。こんなアヒルなんかに負けませんよ。直ぐに戻ってきます」



待たないし、心配してないし、戻ってこなくていい


「今度は、ツンデレですか? 素直な君も可愛いですけど、ツンデレもまたいいですね」
「全く、君は僕を飽きさせないね」


「……」


「それじゃあ、いい子で待ってるんだよ?」
「アヒルを片付けて、必ず戻ってきますから」


「……さっさと逝ってきて、二度と戻ってこなきゃいいです」


「また、そんな事を言って…構って欲しいのかい?」
「全く綱吉君ったら、寂しがり屋なんだからっ」


「俺は、二人に帰れって言ってるだけであって、死んでも寂しがり屋なんて事は、ありません」


「素直に甘えていいのに…。でも、悪いけどこのいけすかない南国果実を噛み殺すのが先だからね」

「クフフ。このうるさいアヒルを片付けたら、存分に僕に甘えていいですよ」
「咬み殺す!!」
「返り討ちにしてあげます!!」






ドンッ


ガキーンッ ガッ


ガッシャーンッ パリーンッ!!


















「………………もういっそのこと相討ちになればいいのに











































-END


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