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11時間差レター
不良




書いても書いても伝わらないと思っていた願いが、唐突に叶った。

アイツは少し赤くなった目で俺を見ると、今度は笑いながら直接あの言葉を言ってくれた。


ありがとうございます


そう言われて、俺は自分でも分かるくらい顔が熱くなるのを感じると、やっとのことで一言だけ口にすることが出来た。


あぁ、ダセェな。俺。

ガラじゃねぇ。

っとに、ガラじゃねぇよ。


何だよ、この気持ちは。

何だよ、この感情は。

知らねぇよ、こんなの。


おい、何で俺はこんなに緊張してんだ。

何で、こんなに体が熱いんだ。

なぁ、俺は…………どうなってんだ。

クソ……ガラじゃねぇにも……ほどがあんだろ………


けどまぁ、ガラじゃねぇけど



とりあえず、お前が目の前に居るから


それでいいか。





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あきゅろす。
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