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次の日






「セーフっ!」



俺は珍しく遅刻しかけた。



「修二!珍しいじゃんギリギリなんて(笑)」

「なんか起きれなくってさ(笑)」


―ガラッ!


「はぁ〜い席に着けぇ〜!!はいそこ机の上に落書きしない!」



つい癖で

草野の席に目をやった。





あれ…?


いない…。











「えー草野からさっき連絡が入って!」

「?」

「昨日の帰りに跳ねられたそうだぁ〜。」

「…ぅそだ…」











草野が…
















車に…?


















「まぁ跳ねられたと言っても自〔ガタッ!!〕っおい!桐谷ぃ!?」











横山の話しを最後まで聞かず、
無我夢中で自転車を草野の家まですっ飛ばしていた。



涙が出ているのも

気付かずに…。





















―キキ━━━━ッ!!













「あのすいません!!」

「おぅ、どーした!学校は!」

「彰は!彰はどーなって!!」

「彼奴なら2階にいるけどっておーい!」






2階にバタバタと駆け上がった。
















「彰っ!!!」

「っ!?」







そこにいたのは













目見開いた草野。













「すっすーじ?」

「ぁ、あれ…?お前…車に跳ねられたんじゃ‥ってだったら病院に行かなきゃ!!」

「車になんて跳ねられてないのよ〜ん」

「え…?ぇ、だって」

「実は昨日さぁ〜」




.


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