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体を離すと亀はまだ俯いていた。
「顔あげてよ」
「ゃだっ…」
「誰も笑わないから」
それでも首を横に振る。
「じゃあ帰る」
「ぇ…」
亀は慌てて顔をあげて、ニヤニヤ顔の俺を見て、騙されたと気付いてハッとした。
「こんな可愛い顔に×つけるとかマジ眼ぇ節穴だし。バツじゃなくてせめてツバつけとけっつの。」
「なにそれ。ダジャレ?」
「田口よりは上っしょ?」
「どっちもかわんないって」
やっと亀の瞳が笑った。
「亀には俺もメンバーも家族もついてんだから心配しなさんなっ。」
「わかった…」
「かめ?」
「ん?っ…ん‥」
何回も何回も
啄むようなキスをした。
「っ…‥さ、帰るか。早く帰ってやんねぇと聖がハゲる」
「あれ以上ハゲんの?笑」
「聖まじでお坊さんになっちゃうよ!っつか服グショグショー。」
「あ〜…気ぃ抜いたらっ‥さ、寒くなってきたっ…。」
「亀帰んぞ」
「…うんっ」
夜の暗闇に囲まれて
1人で傷ついた翼広げ
雨が2人の頬を伝い
世界の片隅で君を愛した
いつかは果ててゆく
この命
出来るなら君と眠る
You'll never
lose my love
片隅にひそむ
心の鍵をくれないか?
これが
Wilds of My Heart...
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