page3 後ろを振り向くと頭抑えてへたれこんでる亀がいた。 近くにあった花瓶が落ちて破片が飛び散ってた。 「亀大丈夫か!?」 「っごめ……ちょっと暈……大丈夫」 「顔色悪いって!」 「ははっ…」 あの時と同じ 強がった笑顔 立ち上がった亀はまだフラフラしてて、 そばにいた上田のほうによろめいた。 「ごめん(苦笑)」 「だから大丈夫じゃないだろ!」 「亀っ」 「っ…赤西」 「赤西」か…。 「部屋行って休もう」 「っ分かったょ。」 俺は亀に背を向けてひざまづいた。 「背中乗って「いいょ!…歩けるし‥赤西にそこまでされたくない…」っ…」 「さっきみたいに倒れたら危ないから今はのせてもらいや」 村上君が亀を制した。 「っ…」 背中に感じた重みが、 心臓にズシリと響く。 「じゃあ後ヨロシクね、赤西。」 上田に軽く睨まれながらそう告げられた。 . [*前へ][次へ#] |