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「ぇ…?」
その瞬間、俺を抱きしめてた腕がパッと離された。
なになに?
じゃあ今までのキスとかは何だったわけ?
なんかちょっとだけ真剣に悩んでたことが
今物凄くムカツク。
「ねぇっ…」
「あ、あぁ。」
「プロデュースどぅしまぁすかぁ?」
「ぁあ…悪い、真理子に頼み事されてたわ。行かなきゃ。」
「チュッ。コンっ!」
「…っこん…‥。」
「ただいま。」
「おーお帰りぃ。」
「兄ちゃん」
「あ?なんだよ。」
浩二までにも八つ当たりしそうになる。
「さっき兄ちゃんの友達が来て「ぁんな奴…友達なんかじゃねぇよっ…」兄ちゃん?」
ガチャン!!
「煤Iっ…兄ちゃんどうしたんだろう…」
ガチャッ!!
「風呂掃除してくる。」
「あー風呂掃除なら…」
父さんの声すらうっとぉしくて、
あの言葉だけが
グルグルと頭の中を
駆け巡っていた。
『俺はしゅーじも野ブタも同じくらい大好きなのよーん。』
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