page5 「ぇ…?」 その瞬間、俺を抱きしめてた腕がパッと離された。 なになに? じゃあ今までのキスとかは何だったわけ? なんかちょっとだけ真剣に悩んでたことが 今物凄くムカツク。 「ねぇっ…」 「あ、あぁ。」 「プロデュースどぅしまぁすかぁ?」 「ぁあ…悪い、真理子に頼み事されてたわ。行かなきゃ。」 「チュッ。コンっ!」 「…っこん…‥。」 「ただいま。」 「おーお帰りぃ。」 「兄ちゃん」 「あ?なんだよ。」 浩二までにも八つ当たりしそうになる。 「さっき兄ちゃんの友達が来て「ぁんな奴…友達なんかじゃねぇよっ…」兄ちゃん?」 ガチャン!! 「煤Iっ…兄ちゃんどうしたんだろう…」 ガチャッ!! 「風呂掃除してくる。」 「あー風呂掃除なら…」 父さんの声すらうっとぉしくて、 あの言葉だけが グルグルと頭の中を 駆け巡っていた。 『俺はしゅーじも野ブタも同じくらい大好きなのよーん。』 . [*前へ][次へ#] |