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「お前ら!俺らの楽屋おいで!;」

「そぉそぉ!おもろいから(笑)」

「ビシバシ扱いたるわ」

「すばる君それ勘弁っすよォ〜;;」

「関西のツッコミ痛いもんなぁ〜;;」


他の奴等が空気悟ってくれたみたいで
みんな連れてってくれた。

せやけどドアの前で立ち止まっとる影。



赤西や。



チラッとみたら、フイッと顔を反らしてその場を後にした。

切なそうな瞳しとったな。
失ってから気付いたんやろうな。


亀の大きさに。


せやから言うて亀渡す気はないから。



「んっ…侯っ」


甘えたな時とエッチしてる時は
決まって俺の本名「侯隆(きみたか)」って呼んでくれる。

コイツどんな夢見とんねん(笑)
何時もやったら恥ずかしそうに呼ぶ癖に。

まぁ…俺も嬉しいような
恥ずかしいようなやねんけどな…


「亀ぇ〜。起きやぁ〜。夢ん中もええけど実物のが格好ええぞぉ〜。」

「ん゛〜…侯隆ぁ?っきみた、横山君!?」


あ。

侯隆でよかったのに。


そない驚かんでも!
ってツッコミたくなるぐらいの勢いで驚いた。

「えっ!?何何!?えっ此処どこだっけ!大阪っ!?ぁれ、」

「此処は東京NKH。今日俺らゲストやろ??」

「あっ…そうだった;;」


そんなに疲れてんのかと少し心配になって抱きしめた。


「どうしたんですか…?」

「…うっさぃ。黙っとけ」

「ふふっ(笑)へんなのっ……」


そう言って身体を擦り寄せて来た。


今日はどうやら、俺が甘えたらしい…。


「スキや。」

「え…?」

「好きや‥好き…。」

「あれ?どーしたの?(笑)発作?(笑)」

「そう。発作。」


亀は人を虜にさせる力が倍備わってるように感じる。




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