page2 「お前ら!俺らの楽屋おいで!;」 「そぉそぉ!おもろいから(笑)」 「ビシバシ扱いたるわ」 「すばる君それ勘弁っすよォ〜;;」 「関西のツッコミ痛いもんなぁ〜;;」 他の奴等が空気悟ってくれたみたいで みんな連れてってくれた。 せやけどドアの前で立ち止まっとる影。 赤西や。 チラッとみたら、フイッと顔を反らしてその場を後にした。 切なそうな瞳しとったな。 失ってから気付いたんやろうな。 亀の大きさに。 せやから言うて亀渡す気はないから。 「んっ…侯っ」 甘えたな時とエッチしてる時は 決まって俺の本名「侯隆(きみたか)」って呼んでくれる。 コイツどんな夢見とんねん(笑) 何時もやったら恥ずかしそうに呼ぶ癖に。 まぁ…俺も嬉しいような 恥ずかしいようなやねんけどな… 「亀ぇ〜。起きやぁ〜。夢ん中もええけど実物のが格好ええぞぉ〜。」 「ん゛〜…侯隆ぁ?っきみた、横山君!?」 あ。 侯隆でよかったのに。 そない驚かんでも! ってツッコミたくなるぐらいの勢いで驚いた。 「えっ!?何何!?えっ此処どこだっけ!大阪っ!?ぁれ、」 「此処は東京NKH。今日俺らゲストやろ??」 「あっ…そうだった;;」 そんなに疲れてんのかと少し心配になって抱きしめた。 「どうしたんですか…?」 「…うっさぃ。黙っとけ」 「ふふっ(笑)へんなのっ……」 そう言って身体を擦り寄せて来た。 今日はどうやら、俺が甘えたらしい…。 「スキや。」 「え…?」 「好きや‥好き…。」 「あれ?どーしたの?(笑)発作?(笑)」 「そう。発作。」 亀は人を虜にさせる力が倍備わってるように感じる。 . [*前へ][次へ#] |